カルキ2898-ADと対戦
こ、これ尺に収まるわけなくないか…?…つ、つ、つつつ、続いたー!!!そうだよね!大作インド映画が2時間半に収まるわけないもんね!!!正直序盤の方は広大な世界観やキャラ見せが多くダルさを感じるのですが、いざ盤面が揃って話が回りだすと…面白いのなんの!SFってスケール感デカくなりがちだから意外と神話とか伝説と親和性が高いんだよねということをDUNEやスターウォーズのことを思い出しながら感じました。神話的フィジカルの強さを持つアシュヴァッターマンのフィジカルと使えるものは何でも使う狡猾な戦士ヴァイラヴァの対照的な戦い方が印象に残るし、インド映画らしい直球で力強いメッセージ性や劇的な展開についつい胸が熱くなってしまいました。あと劇伴が地味にいい。シリアス、ギャグと雰囲気が極端に振れていてわかりやすいし世界観の構築に一役買っています。あとね、ブッジがね、めちゃくちゃかわいいですね!オタクくんこういうの絶対好きだもんねそうだよね。これはね、続編が楽しみですね!まあ序盤は本当にタルいので、見る予定がある人は覚悟してほしい。
室町無頼と対戦
歴史に名を残す男、蓮田兵衛…って誰?まあともかく、フォーマットとしてはよくある下剋上系の作品。飄々としながらも農民たちが搾取されている現実を重く受け止め時代を変えようとする蓮田兵衛をかっこよく描こうという気概は見えました。とはいえ…面白くはなかったかな!タメの部分が長く展開にダルさを覚える上作品としてどこがゴールになるのかが見えにくく、登場人物もやたら多いのに描写はなんとも尻切れトンボ気味でどうにもストーリーが頭に入りづらかったです。というか、画面としては忙しないのに内容自体は薄いです。頼みの綱のアクションも、多対多という都合上何がどうなっているのか分かりづらく、ここに注目してほしい!というフォーカスポイントもしっかりしてないせいでただ情報量が多いだけでまったく整理できていない印象を受けました。ただまあ衣装周りとか飢餓に苦しむ民草の汚らしさとかの美術面や、アクションシーンの長回しはかなり頑張ってたので、そういう方面ではこだわりの見える作品だったと思います。