遺書、公開。と対戦(ネタバレ含む)
結局遺書は姫山さんが日常をブログにしたためていた内容から交友関係を推察した廿日市さんが全員分書いてたって真相なんだけど、姫山さんが死んだ直後に25人分の遺書を夜明けまでに内容を含めて作成して印刷、封筒に入れるまでを完遂する廿日市さんの能力があまりにも高すぎるのがめちゃくちゃ面白かったし、遺書自体は廿日市さんが想像で書いたものにすぎないのに終盤に姫山さん自身が遺書を書いているかのように見せかけている演出が入ってくるのは流石に誰がおかしいとは思わなかったのかなとツッコミたくて仕方なかったです。あと葬儀の時とはいえ25人全員がビニール傘なんてそんなことある??
遺書、公開。と対戦
これは…すごい!逆の意味で!25人が1人ずつ遺書を公開するという展開の都合上、全員最低1回はスポットライトが当たるという形になっているんですけど、そこでどれだけエキセントリックな演技ができるか選手権が開催されます。もうね…すごいね!机はバンバン!声はギャーギャー!表情はもはや顔芸!ここまでやられると完全にギャグ!これ、遺書公開が他のクラスにバレたら取りやめってルールになってるんですけど、隣のクラスでここまでモンキーしてたら流石にバレません?ひょっとしたらこの教室だけ防音仕様なんやろなあ。ぼちぼち演出にも意図がつかめないところがあったり、肝心の自殺した姫山さんのパーソナリティも見てればまあ序盤の範囲で分かってくるし、最後のクリフハンガーは仕込んだ意図が意味不明だし…よくあるダメなところてんこ盛りって感じの作品でした。…まあそれを期待して見に行った節はあるので期待からの満足感という意味では100点満点ですけどね!ちなみにEDのアニメーションだけはそこそこスタイリッシュでかっこよかったです。
アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方と対戦
まだご存命の人物をここまでいけしゃあしゃあと描くのはちょっと珍しいかな?アメリカ一成り上がった男の目線に立ち、彼の生き様を切り取るかのように映し出す本作は、アメリカ的思考のある種の空虚さや不健康さをあけすけと見せつけてくるようでした。時代に合わせビデオテープ的画質から近代的な高画質に変化していく様が、時代に合わせ変化していくトランプ自身の描写とオーバーラップするようで面白かったですね。ただまあ…正直アメリカの近代史にある程度精通していることが前提の作品なので予習はしといた方がいいかもしれない!私はぼちぼち文脈を読み取れなかったです。手術シーンが生々しく描かれていてちょっとキツかったりもして、全体的に人を選ぶ映画でした。あとこれ言っちゃうとネタバレになっちゃうけど…流石に言いたくなってしまう!これあれだわ…!あんなに一緒だったのに夕暮れはもう違う色だわ…!
あと特に首都高バトル01、BGMの好みにかなり影響受けてるかもしれない。第二部の通常戦闘曲とかもはやポルノの領域。
https://www.youtube.com/watch?v=IwSRD3eVqGA
https://www.youtube.com/watch?v=Pgss1NsDN8k
https://www.youtube.com/watch?v=EO-Io1X6y9A