室町無頼と対戦
歴史に名を残す男、蓮田兵衛…って誰?まあともかく、フォーマットとしてはよくある下剋上系の作品。飄々としながらも農民たちが搾取されている現実を重く受け止め時代を変えようとする蓮田兵衛をかっこよく描こうという気概は見えました。とはいえ…面白くはなかったかな!タメの部分が長く展開にダルさを覚える上作品としてどこがゴールになるのかが見えにくく、登場人物もやたら多いのに描写はなんとも尻切れトンボ気味でどうにもストーリーが頭に入りづらかったです。というか、画面としては忙しないのに内容自体は薄いです。頼みの綱のアクションも、多対多という都合上何がどうなっているのか分かりづらく、ここに注目してほしい!というフォーカスポイントもしっかりしてないせいでただ情報量が多いだけでまったく整理できていない印象を受けました。ただまあ衣装周りとか飢餓に苦しむ民草の汚らしさとかの美術面や、アクションシーンの長回しはかなり頑張ってたので、そういう方面ではこだわりの見える作品だったと思います。