ガンダムSEED FREEDOMと対戦
嘘だろ………こんなことが許されて良いのか……!?登場キャラ全員真面目なのに何故か笑える場面が多く、とにかく全体的に胡乱な雰囲気を醸し出している本作。とにかくこの映画、変!!!序盤からBSS同人みたいな展開がやたらネットリ続くし、終盤はみんな真面目な顔して変なことするし、三馬鹿枠は四馬鹿にパワーアップしてるしラクスは小学生の好み全部盛りみたいな料理作るしアスランはキモいしとにかく、変!!!!!映画の全体的な作りはむしろオーソドックスなだけに余計その変さが目立っちゃうんですよね。面白くないという意味ではないんですけど。伊達に年月が経過しているわけではなく、ちゃんとMS戦もリッチになってて見ごたえがあったのは良かったです。情報量多すぎて何やってんのかわかんないとこもあったけど。これは…ガハハと笑ってやり過ごせる人におすすめ!しかしこの映画、TVシリーズから20年近く経過してるのに同窓会的な雰囲気が全くないのが一番すごい。
哀れなるものたちと対戦
成人の体に胎児の脳を移植され産まれた子供、ベラが世界を知り成長していく物語。予告を見てその独特な世界観が気になっていた本作ですが、写実的でなくあえて安っぽさを感じさせる雰囲気が世間を知らず無垢なベラの視点であることを強調するように感じられて面白かったです。知性は高いものの倫理や規範を知らないベラに振り回される登場人物を見るのが楽しく、特に中盤にスポットライトが当たるダンカンは人間臭い面が存分に出ていて良かったところ。かなり癖つよ映画ではありますが、実際のところ「愛」がテーマであり語りたいことはシンプルなので意外と見やすい映画でもありました。セックスが過激で内臓や手術シーンもあるため万人におすすめできる作品ではありませんが、R18+映画が平気なら意外とおすすめしやすい作品。ちなみに僕は…ちょびちょび辛かった!
ゴジラ-1.0/Cと対戦
モノクロの世界で抗え!ゴジラ-1.0をモノクロ化させるという試みは言うまでもなく初代ゴジラに対するリスペクトが込められていると思いますが、意外とこういう発想には至らなかったなあと。勿論本作の雰囲気だからこそできたという面はあると思うんですけどね。カラー版では"そこにゴジラが存在する恐怖"をありのまま伝える…という印象がありましたが、モノクロになるとこれまた違った印象に。色がなくなることによって光が強調され、逆光に映るゴジラが神々しく見えるんですよね。銀座崩壊後のカットやゴジラ最期のシーンが特に顕著でした。また、モノクロによって情報量が少なくなってCGの違和感が少なくなったり昭和の時代感が強調されたりと、カラーとは違った魅力を感じる一作でした。現代的なモノクロ映画って見るの初めてだったんですけど、こういうのもいいね…。ゴジマイを気に入った人には是非見てもらいたい!