室町無頼と対戦
歴史に名を残す男、蓮田兵衛…って誰?まあともかく、フォーマットとしてはよくある下剋上系の作品。飄々としながらも農民たちが搾取されている現実を重く受け止め時代を変えようとする蓮田兵衛をかっこよく描こうという気概は見えました。とはいえ…面白くはなかったかな!タメの部分が長く展開にダルさを覚える上作品としてどこがゴールになるのかが見えにくく、登場人物もやたら多いのに描写はなんとも尻切れトンボ気味でどうにもストーリーが頭に入りづらかったです。というか、画面としては忙しないのに内容自体は薄いです。頼みの綱のアクションも、多対多という都合上何がどうなっているのか分かりづらく、ここに注目してほしい!というフォーカスポイントもしっかりしてないせいでただ情報量が多いだけでまったく整理できていない印象を受けました。ただまあ衣装周りとか飢餓に苦しむ民草の汚らしさとかの美術面や、アクションシーンの長回しはかなり頑張ってたので、そういう方面ではこだわりの見える作品だったと思います。
プロジェクトミライ 壊れたセカイと歌えないミクと対戦
ただまあ、夢を叶えられずに追い詰められている人たちにメッセージを伝えようとしてうまく伝えられない…という下りがあるんですけど。精神的に追い込まれてる真っ最中の人間は音楽を聴く余裕なんてないんだからメッセージが伝わらないんじゃなくてメッセージを伝えるタイミングが悪いだけだろ…!と内心結構荒れてました。あの辺りうまく処理できてたらもっと違和感なくてストーリーも褒められるんだけどなあ。
プロジェクトミライ 壊れたセカイと歌えないミクと対戦
す、すごい…!キャラの名前は全然わからないのにキャラの立ち位置とか性格はめっちゃわかる…!ある意味では理想的なファンムービーかもしれないですねこれ。5つのグループが別々の場所で同じミッションに挑む…というあらすじなんですけど、おのおののスタンスや音楽性の違いから違った解釈、違った角度から解決を探るところが見てて面白かったです。ストーリーも扱う登場人物の多さを考えると密度はかなり頑張ってるんですけど、その分世界観やキャラの説明は全くないので見に行くなら予習しといたほうがいいかもしれない!まあでも作品を見てたらその辺りははおおよそ伝わってくるのでバランス感覚は結構いいですね。音楽も聴いてて楽しくなるし元気を貰えるし、かなり作画も頑張ってて終盤のダンスシーンはかなり目を見張るものがあったので、興味があるならオススメの一作。俺もプロセカの音楽聴いてみようかな。
劇映画 孤独のグルメと対戦
腹が…減った…!でお馴染みドラマの劇場版。正直なところ、予告を見てかなりストーリーに振ってきているのではという予感からかなりの不安を抱いて劇場に赴いたのですが…うん、まあ悪くはないかな…!ストーリーに関してはまあちょっとパワーアップした2時間スペシャルくらいの感じで、相変わらず状況に振り回される五郎が見てて可愛かったです。メシのシーンも同様。まあドラマが好きなら見てておもろいよな〜って感じの、見てて安心のクオリティでした。ただまあ〜ちょっと演出がちょっと解釈違いかな!特にラスト!ラストだけで20点くらいは減点されてますねこれ。ラスト以外も台詞回しとか展開の都合に少なからず違和感があったりして純粋に面白い映画かと言われると…ちょっと疑問!あと単純に映画館行ってまでこれを見る価値があるのかどうかって話もある。俺は配信待ちでいいと思う。まあ見てて腹が減ることは確かなので、ポップコーン食べながら見るだとか雰囲気に酔って外メシに行く口実作りには悪くないと思います。