お前の罪を自白しろと対戦
政治家一家の孫娘が誘拐された!助けてほしくば国会議員である父の罪を自白しろと迫る犯人。果たして犯人の正体は、そして父親が抱える罪とは…という作品。いわゆる"邦画仕草"の激しい作品ではありますが、まあこういう映画を見に来ている身でそれに突っ込むのはもはや野暮。とはいえあまり好みではない映画ではあったなあ。もっと犯人の正体に直に迫る追跡劇を期待していたのですが、実のところ政治的な駆け引きが割合的に多く、命の危険がせまる状況なのに捜査に進展が起こらず政治家内々ばかりで進む展開には違和感。登場人物がシラフで"罪"を連呼するのも雰囲気が安っぽくなっちゃってるし、ストーリーに布石がなくポンポンと新情報が出て展開する様はいきあたりばったり感があっていまいちのめりこめなかったり。私が予想していた作風ではなかったというバイアスこそありますが、どうも素直には褒められない一作。う~~~む期待してたんだけどなこれ…
マーベルズと対戦
MCU映画は割と久々ですね。予告からの目玉であった3人の入れ替わりアクションは複雑で、このアクションの脚本を考えた人の頭の中はどうなっているんだ…?と戦慄した作品。今回3Dで見たんですけど、冒頭のカマラのシーンでレイヤーの上下がよく見えて2Dより見ごたえがあったり、宇宙空間の無限の広がり感がダイレクトに伝わってきたりと2D上映とはまた違った印象になっているのではないでしょうか。しかし入れ替わりアクションは明確な区切りがないため忙しなく、正直体力を使う映画だなと感じる面も。ストーリーも複雑ではないのに目が滑るような、いまいちすぐには飲み込めないような感覚がありました。上映時間短いのにめちゃくちゃ疲れた。でもMCUでミュージカルがやりたいがために無からトンチキ概念が飛び出てきたのは結構好きです。
火の鳥 エデンの花と対戦
あの伝説の漫画、火の鳥の望郷編がついに映画化!昔学校の図書館で火の鳥読んでた時期があったなあ懐かしい。手塚治虫が描く壮大な世界観がまさにこのスクリーンの中にある!現代的でリッチな色使いやライティングに反しどこか雰囲気がノスタルジックで、なんというか90〜00年代初頭のアニメのような、華やかながらどこか陰鬱な雰囲気がムンムンに出ていて刺さる人にはかなり刺さりそうな作品。どちらかといえば刺さる側の人間なので手放しで褒めたい…気持ちはあるんだけど!だってよシャンクス……声優が!!なんというかアニメ的演技に慣れていらっしゃらない人がチラホラいて(オブラートに包んだ表現)、いやそんなところまでノスタルジックにさせなくてもいいから!と突っ込まざるを得ないような不安定な演技がどうしても肌に合わなかったです。いやこれちょ〜〜〜〜っと流石に、流石じゃない…?