フェルメール The Greatest Exhibitionと対戦
なぜフェルメールは人を惹きつけるのか?彼の作品を鑑賞することでフェルメールの秘密に迫る一作。こういうアートドキュメンタリーを見るのって初めてなんですけど、インターネットや本で画を見るだけではわからない微妙な陰影や絵の具のヒビ割れがハッキリ見えるのがとても印象的でした。絵画を邪魔しない程度に場を整える音楽は心地よく、詳細な解説もあり文字通りフェルメールの世界に没入できる素晴らしい作品となっております。…ただ一点以外は。字幕が!!!邪魔!!!!吹替で上映してくれ!!!!!原語で見る分には問題ないのですが、翻訳にあたりどうしても字幕を入れなくてはならず、それが絵画鑑賞の邪魔になってしまってるんですよね。そこが!非常に勿体ない!!ただそこを除けば非常に良い作品だったので、フェルメールを知ってる人も知らない人も、その光の技法に酔いしれてみてはいかが?
ゴールデンカムイと対戦
「この映画の撮影に際し、動物に危害は加えられていません」やったーーーーー!!!!!!喜ぶところそこ?この映画、もーーーーうとにかく迫力がすごい!北海道の雄大なる自然も、生々しくも(いい意味で)嘘くさいアクションも、様々な効果音も、メシの描写やギャグシーンも、とにかくパワーでそのまま殴って来るようなプリミティブな楽しさが満載の作品でした。作中の衣装やアイテムもリアリティラインギリギリのところ攻めていて雰囲気出てたのも良かったですね。これは…IMAXで見た方がよかったかもしれない!展開の都合上キャラが顔見せだけで終わる…みたいなところもあったりしてこれ単品で見ると無駄なシーンもあったりしなくはないんですけど、まあ流石にこの売れ方で続編作らないはない…でしょう!一本できっちりまとまっていますし、ここからゴールデンカムイに入ることができるという意味でもおすすめの映画。
ガンダムSEED FREEDOMと対戦
嘘だろ………こんなことが許されて良いのか……!?登場キャラ全員真面目なのに何故か笑える場面が多く、とにかく全体的に胡乱な雰囲気を醸し出している本作。とにかくこの映画、変!!!序盤からBSS同人みたいな展開がやたらネットリ続くし、終盤はみんな真面目な顔して変なことするし、三馬鹿枠は四馬鹿にパワーアップしてるしラクスは小学生の好み全部盛りみたいな料理作るしアスランはキモいしとにかく、変!!!!!映画の全体的な作りはむしろオーソドックスなだけに余計その変さが目立っちゃうんですよね。面白くないという意味ではないんですけど。伊達に年月が経過しているわけではなく、ちゃんとMS戦もリッチになってて見ごたえがあったのは良かったです。情報量多すぎて何やってんのかわかんないとこもあったけど。これは…ガハハと笑ってやり過ごせる人におすすめ!しかしこの映画、TVシリーズから20年近く経過してるのに同窓会的な雰囲気が全くないのが一番すごい。
哀れなるものたちと対戦
成人の体に胎児の脳を移植され産まれた子供、ベラが世界を知り成長していく物語。予告を見てその独特な世界観が気になっていた本作ですが、写実的でなくあえて安っぽさを感じさせる雰囲気が世間を知らず無垢なベラの視点であることを強調するように感じられて面白かったです。知性は高いものの倫理や規範を知らないベラに振り回される登場人物を見るのが楽しく、特に中盤にスポットライトが当たるダンカンは人間臭い面が存分に出ていて良かったところ。かなり癖つよ映画ではありますが、実際のところ「愛」がテーマであり語りたいことはシンプルなので意外と見やすい映画でもありました。セックスが過激で内臓や手術シーンもあるため万人におすすめできる作品ではありませんが、R18+映画が平気なら意外とおすすめしやすい作品。ちなみに僕は…ちょびちょび辛かった!