アーガイルと対戦
しがないスパイ小説作家エリー。あることをきっかけに彼女が執筆した小説の出来事が現実に起きていることを知る…という振り出しのスパイアクション映画。こ、これは……夢女子主人公モノ!!……なのか?シチュエーション自体の面白さや特に作品ラストのアクションシーンのバカバカしさにはつい笑ってしまうくらいの魅力はあるんですけど、そのアクションのCGの合成が…!違和感ありすぎてノレない…!!人物の動きに対して背景がうまく溶け込めていなかったりして人物やCGのマテリアルが"浮いて"しまっていたり、CGで動きを誤魔化していることがわかってしまうところがちょびちょびあるんですよね。この作品、ラストが一番の目玉なのにそこで粗が目立ってしまっており、どうも褒めたいのに素直に褒めることができない…!というもどかしさを秘めた作品でした。いや個人的な心境としては好きなんですよ?好きなんですけど…。これは大きいスクリーンで見ると逆に気になっちゃうかもな…!ちなみに劇伴はめちゃくちゃかっこいいので音響にこだわりたい方は映画館に行くことをおすすめします。
マダムウェブと対戦
マーベル映画初の本格ミステリーサスペンス!…………おいこれ看板詐称だろ!!!責任者呼んでこい!!!…えー、まあいわゆるヒーローオリジン系の映画ではありますが、ミステリー要素もサスペンス要素もありません!!以上!!!一番近いジャンル、スリラーじゃないかなこれ。未来予知という能力(まあスパイダーセンスなんだけど)の描写の仕方は面白く、能力を使いこなせていないため今見ている光景が夢か現実か認識できなかったり、逆に能力を使いこなしてからの立ち回りとかにこの作品独自の面白さはあると思うんですけど、ヒーロー映画って手垢が付きに付きまくっているがゆえにもうちょい尖った強みがないと面白く感じられない…みたいなところがあって、こういう視聴者を惹きつける魅力がこの作品にはあまり感じられないかなあという印象を受けました。具体的な話できなくて申し訳ないけども。まあ、致命的に悪い映画ではないです。そんなにおすすめはしないけどね。
マッチングと対戦
マッチングアプリで出会った怪しげな男。その出会いをきっかけに事件に巻き込まれていく…というスリラー映画。いや〜〜〜〜これっすよこれ!この安心感のある味!!こういうジャパニーズスリラーお約束、みたいな展開や演出がみっちりつまってて、お約束を接種したい人にはうってつけの作品です。これ、サメ映画とか見る感覚に近いですね。とは言えこの映画、予告にある通り事件の解決→その後に物語の真相究明という作りになっているのですが、事件の解決で一段落ついてしまうせいでオチのパートに中だるみ感があったのは気になったかな。まあこういう映画が好きなら見てもいいんじゃないでしょうか。ただし痛みを伴う演出やリストカットの描写が存在するため、そういった描写が苦手な方は要注意です。結構のんきしてたノスさんもビビった。