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ドリームシナリオと対戦 

あなたは夢の中でこの男を見たことがありますか?冴えない中年男性である主人公が様々な人物の夢の中に現れ始める…というスリラー映画。「ボーはおそれている」や「ミッドサマー」を手がけたアリ・アスターらしい、空を切るような難解で突拍子のない展開が作家性を感じたなあ。何も持ち得ないただのおじさんが突然注目されることで起こる喜劇と悲劇がSNS時代に向けたメッセージ性を感じさせました。主人公の人間臭さも面白いところで、小市民めいたおじさん仕草が物語に多大に影響していて、みみっちさや情けないところも含めて風刺の切れ味が増していたところもあるかも。おじさんのおじさんらしさに溢れたおじさんのための映画です。風刺っぽい作品が好きなおじさんはぜひ見てみてください。

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シャドバドン

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