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クラユカバと対戦 

主人公は冴えない探偵。連続失踪事件をきっかけに、街の暗部へと足を踏み入れる…。こちらクラメルカガリと同時公開の一作。世界観も共通しており、サービス的な演出もあるため同時鑑賞が前提、みたいなところはあるかも。どこかコミカルな雰囲気は共通しながらもジュブナイルに舵を取ったクラメルカガリに対し、こちらはホラー、怪奇的な作風が特徴。知らない場所に行ってはいけないよという寓話的な内容をスチームパンク映画の切り口でラッピングした本作は"怖くないのに恐ろしい"まさにおとぎ話のような印象を受けました。余韻が残る終わり方もホラーっぽい気がする。こちらも1時間とコンパクトに纏まった名作。深淵を覗き込みたい人にはぜひおすすめです。…無事に帰ってこられるかどうかはわかりませんが。

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