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落下の解剖学と対戦 

雪の山荘で暮らす家族。突如父親が転落事故で死亡してしまう。現場に居合わせていたのは、視覚障害を持つ息子だけだった…という本作。これ、ミステリかなと思ってたんですけど実際全然違う作品でした。思ってたんと違う方向に行ってびっくりした。事件の真相究明を超え、家族の絆やそれぞれの正義、秘められた秘密を"解剖"していくという作りはミステリというよりはヒューマンドラマ的な様相が強まっていき、登場人物の奥底が暴かれていく様がとても痛快な映画でした。…いや、見てていい意味で落ち込んじゃうから全然楽しい映画ではないんだけど。オチも爽快感のある終わり方ではなくかな~~り賛否が分かれる締め方だと思いますが、僕は結構嫌いではないです。2時間半とちょっと眺めで見るのしんどい映画ではありますが、少し変わった映画がみたいならおすすめです。

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