私が映画を見始めたのが2019年からで、実は往年の名作については全然知らないというところもあるんですけど、ジブリってこんなに難しい映画を作るんだ！という衝撃が大きかったです。具体的な説明は大胆に省かれ、演出やストーリーラインそのもので視聴者に考察を促す作りが独創的で、咀嚼が難しいと同時にハマる人にはとことん向いている映画だと感じました。ちなみに僕にはあまりわかりませんでした。もっと読解力がほしい！！！
さらに特筆するべきは美術やキャラクターの所作などの"ジブリ"っぽさ。いやジブリ作品なので当然といえば当然なんですけども。時は2023年、こんなに古臭い(しかし、現代向けにアップデートされている)雰囲気を構築できることそのものがスタジオジブリのイメージの強固さを表しているよなと。
間違いなく万人向けしない作品ではありますが、往年のジブリファンの方にはぜひその世界の一端に触れてほしい、そんな映画だったと思います。君たちは「君たちはどう生きるか」をどう生きるか！？