恋愛、結婚願望を抱けない女性が様々な出会いを経て何かを得る、または失う青春映画。キザなことを言ってしまった後に思わず笑ってしまったり、怒って冷静ではないときに言葉に詰まってうまく話すことができなかったり、全体的にとても"実在感"を上手く出せていて、それがこの映画が語りたいメッセージにも説得力をもたせてくれて良かったです。またカットの小気味よさも気持ちよく、とても軽快に進行するので非常に見やすい映画となっていました。人は誰しも同じではなく、時にはあぶれてしまったり落ち込んでしまうかもしれないけど、それでもあなたは一人ではない。今どきこんなのは青臭いかもしれないけど、ありのままにそれを描く今作はとても眩くて私は結構好きです。