シビルウォー アメリカ最後の日と対戦
東西に分裂し内戦状態に陥ったアメリカ。4人の記者達が日々追い詰められていくワシントンDCへ向かい、大統領に取材を試みる…というロードムービー。政治色が強そうなストーリーですが、思ったよりもエンタメ寄り…というよりも主義主張が偏らないように配慮されている印象を受けました。政治的なニュアンスやメッセージを含めながらも、作中の描写は淡白に抑えていて過激に受け取られないようにされていて、想像以上にフラットな目線で見れました(これは主人公が記者であり公平かつ距離を持って仕事に当たっていることと無関係ではない…と思う)。ロードムービーとしてはややあっさりしている印象もありますが、その分戦闘シーンはリアルな迫力に溢れており、音響や演出にかなりこだわりをもって作られていました。グロテスク描写こそ少ないものの、ある意味ではとてもグロテスクな作品。これから見たいなら、音響がいいところで見ることをおすすめします。