ナミビアの砂漠と対戦
こ、これは…!なつみかんさんが延々と文句言ってそうな映画2024暫定大賞作品[要出典]!!バジーノイズ抜きましたこれ。若い女性の目線から、日々の生活を切り取っていく…という、一見ストーリー性が薄そうな作品。主人公のカナは男をとっかえひっかえしたり、相手を自分の望むように誘導しようとしたり、思うようにいかないとヒステリックを起こしたり…とまあ問題のある人物。そんな人間でも社会に出て働いたり会話をすれば相手に寄り添う気概はあったり自分で自分の感情がわからず悩んだりと、我々から遠い人間なのに共感できるところはあったりする、生活と地続きで等身大の作品だなと感じました。敢えて4:3で撮られた画角や彩度の低さがもたらすノスタルジックな雰囲気や、カメラの長回しや突飛な演出など非常に尖った作品で、ジェンダー感が偏っているとかなり不快に感じる可能性もあります。見る人も選ぶ作品ですが、それでも僕はこれおすすめです。「日本は少子化と貧困で終わっていくので、これからの目標は生存です。」好き。