マッドマックス:フュリオサと対戦 

お前…!そういうことしたら…!戦争だろうが…!!前作(怒りのデスロード)はバカバカしい絵面でオブラートに包みながら終末世界の悲惨さやフェミニズムといったメッセージ性が含まれていた映画だったんですけど、今回そのオブラートがほぼありません。ひたすらその世界の悲惨さを描写しつつ、ド派手なカーアクションは特盛りのまま…なので、世界観と作風の違和感が目立つ作りになっている印象を受けました。直接的なグロや不快感を煽る演出(特に虫が苦手な人は要注意です)も増えていてそこも合わなかったかも。ストーリーも前作に至るまでの説明に終止する形で予定調和すぎる面も。アクションや音響のド派手さ、ディメンタスというキャラの面白みこそあるので決してつまらない映画ではないのですが、マッドマックスシリーズに何を求めているかでこの映画の評価は大きく変わりそうだと感じました。…こういう書き方をしているということは、僕はこの映画あんま乗れなかったということなんだけども。いやけどディメンタスという男はかなりいい"作り"をしているなと感じたのでキャラ造形の勉強にはいい教材かも。

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マッドマックス:フュリオサと対戦 

あとこの映画上映時間が結構長くてその分アクションシーンがかなり多いんですけど、そのクオリティに関わらずアクションシーンが長すぎるせいで映画全体で見るとアクションシーン自体にダレの要素が発生してるのが結構残念でした。映画、長ければ良いというものではない。

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