あの伝説の陰陽師、安倍晴明の若き日の活躍が描かれる！……なんか思ってたんと違うかった！いい意味で！こうもっと、超常バトル！みたいなものがたっぷりなのかなと思いきや、安倍晴明をホームズに拵えたミステリーだったり、ワトソン役である源博雅を中心にした恋愛劇だったり、他にも色んな要素がごちゃまぜになったお子様ランチのような映画でした。呪術などの超常的に見える現象も実際は催眠術や暗示などによるものである…と意外とリアリティラインが高めに設定されているものの、いやそれは催眠術のレベル超えてるだろ！というスケール感でケレン味を出していたのが結構独特。その中で突出した才能を持つ安倍晴明の強大さがその高いリアリティラインによって凄みを増しているのも面白かったです。CGのチャチさは否めないものの、色んなところに茶目っ気があってなかなか楽しい映画でした。この映画…俺は結構好き！