首と対戦
北野武監督の最新作!…と言っても私は見るの初めてなんですけど。予告からも分かる通り世界全体の治安がとにかく悪い!そしてグロい!とは言っても暴力性に限らずコミカルなシーンも多く、血みどろだけではない世界を魅せてくれます。殺しの道具だからこそ、一つ笑える必要がある……とは違いますけど。登場人物の様々な『欲望』が絡まりあったストーリーはとても無秩序かつ刹那的で、命の価値が軽い時代の中懸命に生きる男たちの姿にはリアリティを感じさせる迫力がありました。信長とかあんなにわざとらしい芝居してるのにね。暴力的な作品が好きなら間違いなく見るべき快作。ラストまで必見です。