アナログと対戦
目を開けば、そこに幸せがある。ビートたけし著の恋愛小説を実写化した本作。恋愛モノながら人物の掛け合いがとても楽しく笑える作品。特に主人公の友達である二人のバカなんだけどとても人がいい、という質感は主人公やヒロインと並ぶほどの今作の目玉といえるくらい見ていて楽しかったです。またカメラワーク(特にフォーカスの当て方)も地味ながら雰囲気にあった作り方をされていてとても好感触。作品自体に抑揚が少ないため少し見ていてダレてしまう面もありますが、それを差し置いても完成度の高い作品だったと思います。実は見る前はそんなに期待してなかったんですけど、これはおすすめ。