本当に面白い映画を見た時、私は呼吸を忘れて作品に呑まれてしまう感覚を覚える時があるのですが、本作はまさにそれ。ゴジラのあまりにも巨大なスケールに、人々や町並みが破壊される様に、登場人物のドラマに、そして映画館だからこそ出せる迫力に、ただただ"圧倒"される作品でした。映画を俯瞰してみれば王道な作り、悪く言えば陳腐だと言えるくらいなのに、それを感じさせないほどの熱量やパワーがこの作品には秘められていると思います。いやはやちょっと泣いちゃいましたよこれ。モンスター映画が好きならまず見て間違いない！時代の傑作です。