ライオンキング ムファサと対戦
あのライオンキング、シンバの父ムファサが王になるまでの物語…!ライオンキングって掘り下げる要素あったんだ!と感動。しかしこれ…NTRやんけ〜〜!寝てから言え!!これね、ディズニーが贈る本気のBSSムービーです。ホントだもんトトロいたもん!BSSで脳を破壊されるのが好きな人にはオススメです、これ。…もうちょい細かいところを言うと、ロードムービー的なフォーマットを使っているのにロードムービー的なカタルシスが薄いところ、終盤ムファサが演説してみんなが一致団結するシーンで演説の説得力が薄く、なんか雰囲気でなんとかなっちゃってた感じがあったのは残念だったなあ。CGに関しては前作と同じく文句のつけようはなし。話のテンポ感が絶妙で視聴感自体はかなり心地良いし、メッセージ性も厭味ったらしくないし世界観にもあっててよかったので全体的に見たらソツのない仕上がりかも。ただまあ…スカーの処遇とか立ち振舞を見るとカリスマ性が崩れて情けなくなっちゃうのはよくなかったかもな!
PUI PUI モルカー MOLMAXと対戦
あの大人気作品、モルカーが映画館にやってきた!…というには少しタイミングが遅い気もしなくはないけど。まあ流行ったタイミングから映画企画始まったならこんなもんではある。モルカー達の可愛らしさやアクションシーンの派手さ、シュールなギャグシーンなど…瞬間瞬間の面白さや作品らしさというところは保証されていました。ただ…この作品を映画化するということ自体にちょっと無理があったんじゃないかな!短編のTV版を拡張させて映画化されるにあたりチューニングが適切でなく、短編のノリそのままで物語が進行していくのでどうも良くない意味で忙しなかったです。その上でストーリー自体も正直全く面白くないので、忙しなくて疲れるのに充実感が得られない…というちょっと困った作りに。クレジットシーン見たら監督がシャニアニの人だったので、嫌な納得感はあったかもしれない。どうしてもモルカーが好きで見に行きたい!という人以外にはオススメできないかなあ。ちなみに違う意味からしてもクソ映画でした。見ればわかる。
はたらく細胞と対戦
こ、これは…久々に喰らったぜ…!あのはたらく細胞の実写化作品。漫画版では細胞達の持ち主…といって正しいかはわかりませんが、とにかく人間側の方にはスポットが当たらないようになっていますが、本作は体内側と人間側との両方からドラマ展開されることが特徴です。序盤は予告に見たような「まあはたらく細胞の実写化っつったらこんなもんだよな〜」という、超高級な学芸会のような様相なのですが、中盤を過ぎると一変。映画のジャンルが一気に変わり、まるで別の作品になったかのような変貌を遂げてしまいます。久々に喰らったぜ、予告詐欺をな…!これはね、ネタバレなしで見てほしいので詳しいことはあんま言いたくないですね…!正直賛否の分かれる作品だとは思いますが、僕は爽快に騙されたこと自体を評価して得点を上げたいなと思います。だからこれからもたくさん見せてね、細胞のはたらき…はたらく細胞を!
クレイヴン・ザ・ハンターと対戦
いや、これ…意外と面白かったのでは?悪を狩る者のヒーローオリジン、親子兄弟間のすれ違い、映画館映えする雄大な自然描写や野性味の溢れるアクション…グロテスクな描写こそあるものの、ダークヒーロー作品として必要なものが一通り揃っているまさにド真ん中な作品。ま〜ちょっと序盤が眠たいのは良くなかったけど。個人的には全然嫌いじゃないです、この作品。…まあそれよりもこの作品を以てSSUが終了してしまうことの方が問題ですからね!どーすんのよこれ!この作品もこれからの作品に繋がる布石を色々打ってたのに!これで終了!?ほんまか!?まあ他の作品が軒並みだらしない作品だったせいで虚無送りになっちゃったので自業自得感ありますけどね。せっかく面白い世界観になりそうだったんですけど。こうして"有害な男らしさ"をテーマに据えるというなんとも微妙な繋がりだけを残してSSUシリーズは死んでいくのでした。お前のせいです。あーあ。
ふしぎ駄菓子屋銭天堂と対戦
幸運な人間だけが訪れることができる駄菓子屋、銭天堂。そこで食べる駄菓子を食べると願いが叶うが、幸か不幸かはお客様次第…という、まあ児童文学になった笑ゥせぇるすまんといった趣の作品。オムニバス形式の作品を映画化するにあたり、小学校の先生を狂言回しに設定し、先生の周りで不思議な出来事が起こり始める…という書き出しにしたのは上手かったですね。CGやセットもまあ規模の割には頑張ってると言えるでしょう。ちょっと台詞が説明的すぎて浮いてしまっているところは気になりますが、まあターゲット層を考えるとこんなもんかもな〜という感じも。ホラー的演出自体はないですが、作品の持つどこかおどろおどろしい質感はうまく表現できていたのではないでしょうか。ストーリーも先行きが読みやすくて驚きこそ少ないですが、ここから銭天堂を知り始めるという選択肢としてはありかもしれないですね。