聖闘士星矢thebeginningと対戦
マリオの横でこっそり公開されていた聖闘士星矢。見た感じなんというか、現実世界と異なるところから現れた勢力によって闘争が始まる…と聞くとどことなくモータルコンバットっぽい雰囲気も見えますが…う~~~ん……とにかくチープ!予算的な問題なんだろうなと察せられるところですが、人物に馴染んでおらず合成感丸出しの背景やど派手なエフェクトでごまかしているだけで見栄えも華やかさも見えないアクションなど、どうにも見ていて肩透かしを食らうようなショボさが目立つ作品でした。正直ストーリーはそんなに嫌いじゃないんですけど、盛大なサーガを期待してたら思ったより話の規模が小さかったりしてどうも期待外れ感。やりたいことに対して予算やその他諸々が追いついていない、残念な映画だという印象でした。
スーパーマリオブラザーズザムービーと対戦
俺たちは…「スーパーマリオブラザーズ」!!いやまさかタイトルを回収するタイプの映画だと思ってなくてびっくりした。とにかくファンサが多い映画で、この音楽聞いたことある!とかこれこのゲームの場面だ!みたいなシーンが多く見て聞いて楽しめる作品に仕上がっています。吹替もクオリティが高く、特に宮野真守氏の「It's me,Mario!」にいたってはチャールズ・マーティネー本人ではないかと思うほどの似せ方でした。いや~~これは完璧な映画だ。………と言えればよかったんだけれども。これエターナルズでも同じこと言ったんですけど、仲間集めパートがあまりにも長いために序盤中盤が非常にダルく、ストーリーラインがぎっしり詰まっている映画ではないため"見てて楽しいのに面白くない"という何とも言えない視聴感覚を味わいました。兄弟の絆を謳いながらマリオの活躍が中心でルイージが活躍するのはほぼラストのみというバランスの悪さも目についたところ。ただしファンサ作品としては100点満点だし、マリオの家族関係というありそうでなかったところを掘り下げるところは面白かったです。
AIRを見ました
あのマイケル・ジョーダンがNIKEと契約し、"ジョーダン"というブランドが生まれるまでの物語。基本的にビジネスの世界を舞台としたサクセスストーリーで、いわゆるお仕事系の映画なのですが、とにかく会話が軽妙かつ無駄なシーンが少ないため、とてもテンポの良い作りになっていました。どこか抜けたところもあるが決めるところは決める中年CEOややたら駆け引きが上手いデロリス・ジョーダンなど、登場人物も魅力的で、こういう映画やアメリカ文化が好きな人なら楽しめる作品でしょう。……………なんだけど、マイケル・ジョーダンという人物があまりにも偉大すぎたからか(まだご存命の人物だからか)、劇中では顔を見せることがないように(後を向いていたり電話越しだったり)カメラを回されていて、マイケルの"そこにいるのにそこにいない"希薄な実在性が非常に浮いていてそこが非常に残念でした。お前もしかして日和ったな。東映は鈴木福に石ノ森章太郎を演じさせて有る事無い事言わせてめちゃくちゃにしてたぞ。