ノック 終末の訪問者と対戦
もしも突然命の選択を迫られたとしたら、あなたはどうしますか?そんな問いかけを見せる本作。予告で面白そうだったので見たんですけど…うーん………ぶっちゃけどうなの?これ。一筋縄ではいかない展開や(ネタバレになりそうなので詳しくは言いませんが)設定の斬新さなどはあるものの、考察の余地を残す…というよりも投げっぱなしにしているような作風やストーリーは進んでいるのに登場人物の心境に進展がないせいでダラダラしてたり、どうも飲み込みづらい映画でした。ショッキングな映像も結構多くストレスを貯めやすいのでなおさら気になります。考察に足る知識があるのであれば楽しめる…のかなあこれは。僕はそんなに頭いい方ではないんですけど、どうもこの映画からは高尚なメッセージや訴えたいことを感じることができませんでした。
BLUE GIANTと対戦
ジャズをテーマにした今作。音楽が主体の映画であれば音響に拘っているのは最低限のポイント。今作は過熱していく演奏に合わせるかのようにどんどん演出が派手になっていき、音楽と映像がまるでセッションしているかのような相互作用を及ぼしていてとても見ごたえがありました。作画オタクにこそ見てほしい。しかし、それに反比例するかのような3DCGのクオリティの低さがとても残念で、3DCGさえ良ければ何も言うことのない完璧な映画なのにな…!という寂寥感が拭えませんでした。「さよなら私のクラマー」の劇場版でも同じこと言ってた気がする。しかし、映画自体の面白さは本物。少しでも気になる方は、”なるべく映画館で”本作の青さを体感してほしいです。