デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前編と対戦
突然飛来した謎の物体に日常を侵食された人々の物語。物語の主役自体は明確に設定されているものの、様々な人物が登場し群像劇的な構造になっていたのは予想外でした。他にもキーアイテムとして昔の漫画が登場したり謎が謎を呼ぶ全体的な作りなど、なんか雰囲気が「20世紀少年」っぽいな〜〜と思ったのが素直な感想。リアルな作風なのにキャラデザはかなりデフォルメされているのはちょっと不思議な視聴感覚でしたね。世界を知らない無垢な少女の全能感を感じる声の演技も良かったです。ただ動きが少なくセリフで回す作品のためか全体的に間延び感があったのは残念なところ。あと10分くらいダイエットできてればなお良かったかな!謎を散りばめつつラストにどデカいイベントが起こり、話のトロは後編にきっちり回されておりヒキは十分。後編が楽しみです。
DUNE part2と対戦
上映前にウォッパしてなかったら設定結構忘れてたので助かったぜ…!映画館での体感にかなり割り振った本シリーズ。美麗なCGや重厚感のある音響はそのまま、映画としてのケレン味が増した感じがしました。前作はポールがボソボソ喋りすぎて流石に?と思いましたが今回はそこまで気にならなかったかな。本作は意図的にpart1と構成を被らせていたのが印象的で、前回は特にカタルシスのないダバダバタイマンで終わったのが本当に爽快感がなく残尿感の強い終わり方をしていたのが、今回の回収の仕方でかなりスッキリした一面も。ただしストーリー全体として宗教的な価値観や土着信仰といった面が強く出ており、特に宗教観が透明化しがちな日本人にはあまり向いてない映画かな…!SF時代劇が好きならpart1と併せてどうぞ。あと、IMAXで見るナイフペロペロ男は最高でした。
変な家と対戦
とある家の奇妙な間取りから謎を読み解くミステリー映画……だと思ってたんですけども。ホラー!これホラーです!ジッサイコワイ!!ジャンプスケアとか不快感を煽る演出とか画質の悪いカメラの録画描写とか他にも色々色々、これホラー映画です!!!!いやホラー系作家の作品だし覚悟するべきだったんだけど。というわけで僕にはちょっとキツかったかな!!間宮祥太朗の演技はかなり良くて、特に「あれ…?」とか「もしかして…?」みたいな力の抜けた声がとても雨穴自身の声に寄せれていたのがかなり良かったです。まあ、Jホラー系の作品が好きなら楽しめるんじゃないかな?あと、この映画を見る前は是非「察しの悪い雨穴」を見ることをおすすめします。