ラストマイルと対戦
いや〜〜〜〜この映画……いいですね!!かなり直球でエンタメ作品をしてます。爆破テロ事件という一本の事件を軸にしながら、謎が謎を呼び、布石が新たな布石を生み出すような作りになっていて視聴者を飽きさせないようにしているな〜と感じました。実際見ててかなり手に汗握ったし。アンナチュラル、MIU404の2作品と連動した作品となっていますが、両者の活躍は要点を抑えながらも最小限のものとなっていてドラマ未見の人にも優しい作りになってました。MIU404に星野源が出演していることを知らないくらいドラマに疎い僕が保証します。これ、下手に両者を絡ませず独立したものにしながらもちゃんと本筋はオリジナル側で回してて舵取りがかなり上手い人がやってますね。バランス感覚がかなりよかったです。まあとにかくあれだ、凸凹男女コンビが好きなオタク。つべこべ言わず見るんだ。
憐れみの3章と対戦
異なる3つのストーリーを同じ役者がそれぞれ演じる、オムニバス形式のブラックコメディ。……え〜〜〜〜、先に言っとくんですけど、グロ注意です。いやこれダメ!!哀れなるものたちよりよっぽどヤバい!キツい!!いや本当これから見る予定のある方は覚悟決めてきてください。それぞれのストーリーは独立しながらもゆる〜く繋がっていて、同じような演出やロケ地が登場していたのが楽しかったです。ただし結構意味不明な場面や理不尽な状況もあったりして人を選ぶ作品ではあるかも。俺は正直…この作品には選ばれなかったかな!決して面白くないわけじゃないんですけど、個人的には好みではなかった!まあただ、監督がエマ・ストーンをいじって楽しみたいという気持ちは伝わってきました。正直そこはめちゃくちゃ面白かったし。
cloudと対戦
商品の転売でお金を稼ぐ主人公。彼の周りに燻る憎悪が燃え上がり、暴走を始める…という本作。予告動画を見た時は狩りゲームが始まる!みたいなこと言ってたのでデースデスデス!クズ野郎を集めて殺し合いさせるのは楽しいでデスゲームねぇ〜〜〜!みたいな映画だと思ってたら…だいぶ違った!主人公の善性とは言い難い性格や描写の数々が、序盤から丁寧に描かれつつラストまでのストーリーの牽引力になっていて非常に旨味がある!序盤に撒かれた布石(とは言っても具体的な描写ではなく、人物の在り方)がしっかりと後半に、ラストはどうなるかという説得力に結びついているのがとてもよかったです。倫理的に正しくない人物が多数登場する映画なので人を選ぶ作品ではありますが、クズの活躍を見たい人は必見。特にラストの菅田将暉、マジで演技上手いなあ…と思いました。
ちょっとな、この曲ヤバいわ。
THE SPELLBOUND『A DANCER ON THE PAINTED DESERT』
https://youtube.com/watch?v=YaMcYJTaiz0&si=byG8sajIMaDrmbUf
あの人が消えたと対戦
「人が消える」という噂の立つマンション。そこの配達担当に配属された主人公が予想もできない事件に巻き込まれていくというサスペンス作品。この映画、作中に様々な仕掛けや伏線が仕込まれている、所謂"ネタバレ厳禁"系映画なんですけど…ちょっとライブ感で動いてる印象は否定できないかな!あと、配達員の主人公の行動がこれ職業倫理的にどうなの?みたいなシーンもあったりして違和感を覚えてしまうシーンがあったりもマイナス。正直緻密な伏線回収を期待してるとずっこけてしまう…というところはありますが、作品に散りばめられた要素は丁寧に回収されているし、要素要素のつなげ方は結構面白くてかなり独自性のある作品に仕上がっていました。作品との完成度はおいておくとして、僕はこれ結構好きです。久々にパンフも買っちゃったし。ちなみにこの映画、高橋文哉が小説家になろうのダメ小説を批判するシーンがあるのでオススメです。