はい、泳げませんと対決
今日見た映画全部面白かったんだけど化け物かよ…。水に恐怖心を抱き泳げない大学教員が、とあるきっかけで始めた水泳教室を通して自らの人生を振り返る映画。主人公が水に慣れていくごとに、泳げるようになるごとに、深く水の中に沈んでいくように内面描写の深みを増していくという構成がとても見事で、視聴者も主人公と同じように物語の中に深く沈んでいくような一体感を得られた。こういう映画に抵抗がなくて近くでやってたら是非見てほしい。余談ですが、今日開催された本作の舞台挨拶中継版、どうも主題歌を手掛けたリトグリの歌ばかり写してキャストインタビューは現地組しか聞けなかったことでなんか荒れてるらしく、そういう評価の下がり方もあるのか…と戦慄した次第。
アライブフーンと対戦
今時モータースポーツの映画なんて珍しいのにさらにドリフトが題材ときたらもう珍獣ものですよこれ。題材が捻ってある分ストーリー自体はかなりベタで、人間ドラマの尺は長くないものの、安心して見れた。それはともかく、CGを使わず全て実演したというドリフトシーンは圧巻で、実写撮影とは思えないほどカメラワークもかなり迫力満点でよかったです。ドリフト中に片方のフロントタイヤの荷重が抜けて浮きかかっているところ(いわゆるインホイールリフト)が見えたり、拘りがかなりすごい。あとこれは余談ですが、本人役で出演してる土屋圭市、独特な世界観から繰り出される妙にふわふわした言葉がマジでまんまだったので笑ってしまった。